1979-03-16 第87回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
率直に言って、沿岸の方々は、政府が多額の金をかけまして、そうしていろいろ資源の増殖の仕事をやっていただいている、これは非常にありがたいことだと、ありがたいと言っておりますが、むしろそんなことに金をかけるよりも底びきを全部禁止してくれと、手繰りを全部やめさしてくれと、そうすれば構造改善だの浅海増殖だのそんなものは何も要らないと、ひとりでに資源はふえるんだと、こういうようなことを率直に言われておるわけでございます
率直に言って、沿岸の方々は、政府が多額の金をかけまして、そうしていろいろ資源の増殖の仕事をやっていただいている、これは非常にありがたいことだと、ありがたいと言っておりますが、むしろそんなことに金をかけるよりも底びきを全部禁止してくれと、手繰りを全部やめさしてくれと、そうすれば構造改善だの浅海増殖だのそんなものは何も要らないと、ひとりでに資源はふえるんだと、こういうようなことを率直に言われておるわけでございます
したがいまして、私たちとしては、一応とにかく七年、二千億でスタートいたしまして、今後の水産をめぐる状況とかあるいは技術の発達、浅海増殖なんかについてはまだかなり技術的に未熟な点もございますので、そういう点がどんどん拡充していけば当然それに伴って場合によっては計画の変更も考えなきゃならないのじゃないか。
浅海増殖というのはまさにそういう事業でございますので、われわれといたしましては、こういった問題は大いに取り上げて大幅に拡充していかなければならないと思っております。
それから浅海増殖と申しますか、大規模な増殖場の養成、その他沿岸漁場の生産力の拡大に役立つようないろんな施設というものをつくっていくということで、沿岸漁場整備開発法に基づく沿岸漁場整備開発計画というものをつくりまして、とりあえずは六年計画で昭和五十年度を初年度として進めたいというふうに考えているわけでございます。
この事業の内容と申しますのは、いわゆるサロマ湖の新湖口を掘さくいたしまして、浅海増殖のための、ホタテ貝のいわゆる増養殖の推進、種苗の生産と、こういうことで、下半分のいわゆる海水の交流をよくしようと、こういうことで事業を実施しておるわけでございます。
そのためには、やはり漁礁の設置だとか、あるいは浅海増殖の漁場をつくっていくとか、いろいろ沿岸漁場を建設する問題が非常に重要な問題になってまいりますから、今般法案を提案いたしまして御審議を願っている、こういう状況になっているわけでございます。
したがいまして、いままでよりも大きな漁礁——いままでの漁礁は大体天然の天然礁を多少補足するというような形で漁礁を入れているわけでございますが、場合によっては大きな漁礁を、五十メートルなり六十メートルの海底につくるというようなこともやらなければならない、ということで漁場の整備ということ、さらに浅海増殖等のことも大いにやるということをやりまして、漁場の整備をやると同時に、最近養殖技術が非常に発達してきておりますので
○内村(良)政府委員 魚礁の設置、浅海増殖等は、現在も構造改善事業でやっておるわけでございます。そこで、本法案を御提案申し上げておりますのは、現在日本漁業が直面している問題の解決、すなわち、沿岸漁業の振興ということに資するためにそういった事業をもっと大規模にやりたいというところから法案を提案いたしまして、第三条で農林大臣が計画をつくるということまで考えておるわけでございます。
この中には、沿岸でとります漁船漁業と浅海増殖が入って二百五十五万トン、それから沖合いと遠洋で七百四十九万トン、内水面は、これはコイやフナでございますので、アユなんかもございますが、十六万五千トン。
それから、同時に、沿岸の振興と関連いたしましてだいぶ前から調査しておりました、いわば小規模の自然改造といったようなものにつきましても、そろそろ実施設計に入っていいものも出てまいりましたので、これはまだ金額はわずかでございますけれども、将来の沿岸漁業の生産基盤を飛躍的に伸ばすためにぜひ必要なものといたしまして、非常に私どもといたしましては重視いたしましたものが浅海増殖の中に出ておるわけでございます。
浅海増殖や魚巣の設置をやっているのです。そうやっているところが、今度は廃液が流れてきて、あるいは油が流れてきてだめになってしまう。せっかく魚巣をつくっても魚が死んでしまう。コンブとか海藻類もみんな死滅してしまう。それから、今度少しでも、資源をとる漁業から育てる漁業に、水産行政のいき方を変えるのだということで、とにかく資源の培養のできるところはあらゆる河川をこれでもってやる。
特に浅海増殖であるノリ養殖事業その他に及ぼす影響はきわめて甚大であり、この被害の問題で補償の問題等がしばしば提起されておりますことも承知をいたしております。実は、厚生行政をお預かりいたしましてから、全般的な公害対策と取っ組んでおるわけでありますが、この際、中井さんからの強い御鞭撻もございましたので、農林大臣等とも協力をいたしまして、力を合わせて、この早期批准につきまして私も努力をしたいと思います。
沿岸漁業の経営数なりを、漁船漁業、定置、浅海、増殖、こういうふうに分けて御参考までに供したわけでございます。それから下が沿岸漁業以外の漁業でございますが、いわゆる資本漁業等を考えておるわけでございます。 それから、次の二一ページが、漁業の生産量、生産金額の三十五年から三十七年までの沿岸漁業なり中小漁業、その他の漁業、こういうふうに過去三年間の水揚げ高、水揚げ金額を御参考までに掲げてございます。
それは、昨年の十月の十七日にソ連から日本に木材をいかだ輸送いたしまして、それが途中でしけにあいまして、いかだが全部ばらばらになりまして、全部それが道南、日本海寄りの沿岸に打ち寄せましたために、ちょうどイカの最盛期でもあり、船がこわれ、漁網が破られ、そのほか浅海増殖、長年苦労しておりましたコンブ、ワカメ、その他いろいろな漁民の生活の問題につながる大きな損害を与えたことは、御承知のとおりであります。
御高承のごとく、千葉県の産業基盤は農漁業の第一次産業でございましたが、近代産業県に脱皮するための施策として、千葉県浅海増殖の場でございました東京内湾の漁場が逐年埋め立てられまして、近代工場が誘致建設されておりまするが、この埋め立て工事によって、隣接漁場へ浮泥が流入して、ノリ、貝類養殖に甚大なる被害を与えております。
そういうことになってきますと、一体どうしたらいいのか、私は瀬戸内海の例をとって申し上げておりますが、そうすると、構造改善の中に何を重点に置いていただくかということになると、やはり浅海増殖というものに依存せざるを得ない一つの運命をしょっているのじゃないかと思っております。
大臣も御承知の通りに、沿岸漁業者の生くべき道の一つといたしまして、浅海漁場、浅海増殖という道があるわけでありまして、この点が非常にうまく農林省の考え通りに事業が進みまして、各県の沿岸漁業者がノリに従事するということが非常に多くなったのでございます。ところが、どうも最近、ことに昨年なんかは、このノリ養殖で人工採苗の方の問題が解決いたしまして急速に生産が増加して参りました。
そのためにまず全国で十一カ所ございます地点を選びまして、そこについては浅海増殖、ことにノリについて増産をして参りたい、こういうふうに考えておるわけであります。しからば、どれくらい増産したら可能か、こういう問題は片方における国民の食生活の変化というものがありますし、なかなか簡単には申せない問題と思います。しかしながら、ノリそのものに対する所得弾性値は相当高い。
○政府委員(西村健次郎君) 今秋山委員の仰せられた通りでございまして、われわれとして先ほど申し上げましたように、沿岸漁業振興の一つの柱としてノリの増産、浅海増殖の一番大きな問題を進めておりますが、これはやはり先ほど清澤委員の御指摘にもありましたように、消費の拡大というものを一面に進めていく一方、やはりコスト・ダウンということも一つ考えていかなければならない。
○政府委員(西村健次郎君) 韓国ノリにつきましては、その輸入の手続等につきましては、後ほど通産当局から御説明があるかと思いますが、御承知のように国内のノリの生産は浅海増殖で出産を奨励しているという関係もありまして、本年はただいまのところ、私どもに入った数字によりますと、少なくとも三十六億枚、昨年は二十三億枚でございます。相当の増産を期待されております。あるいはもっと伸びるかもしれません。
○西村(健)政府委員 浅海増殖につきましては、私どもは毎年その拡充に努力して参っておるわけでございます。御承知のように、浅海増殖といいますと、つきいそ事業、あるいは魚礁を作るということでございます。率直に申し上げまして、昨年までは、これらの国庫補助金が、大型魚礁を除きましては三分の一であるということのために、どちらかというと府県の要望もあまり積極性がなかった。
○八田政府委員 浅海増殖の問題につきましては、ただいま長官からお述べいたしましたように、非常に要望が高くなっておるわけです。明年度の予算につきましては、御要望に沿うように努力いたしたいと考えております。
○大野(市)委員 今度は、沿岸の問題としまして、例の浅海増殖の問題が非常に現地では引っぱりだこで歓迎をされておるわけであります。この点の隘路は地元負担の問題であります。
今おっしゃるように、もちろん農林省も各般の努力をしていらっしゃるが、そのあとを見ますと、やはり漁業については浅海増殖もやらなければならない、無動力船を動力船に変えなければならないというように、一つ一つ取り上げていかなけばならないことばかりなんです。そしてそれを忠実に、しかも積極的に努力をした御努力のあとが今度の予算に出ております。
だんだん浅海増殖であるとか、あるいはそういうところに従事しておるところのノリ、カキの業者、ささやかなる漁民というものは、埋め立てによって自分たちの長年の生業を失い、わずかばかりの補償金で途方に暮れることが非常に最近は多くなってきておる。この対策に対してどういうふうにお考えになっておられますか。これも承わっておきたいと思います。